Fireflies.ai、Otter.ai、Nottaは、いずれも会議の音声を文字にし、要約や共有につなげられるツールです。ただし、会議への取り込み方、対応言語、無料枠や有料プランで数える利用量には違いがあります。まずは、普段の会議がオンライン中心なのか、それとも対面や録音済みファイルも多いのかを整理してみてください。それだけで候補を絞りやすくなります。
オンライン会議をボットだけでなく拡張機能やデスクトップからも取り込みたいなら、Fireflies.aiとOtter.aiが候補です。対面録音やファイルも含めて扱い、日本語を含む多言語対応を重視するならNottaも比較しやすい選択肢になります。
Fireflies.ai
こんな人に
100以上の言語・地域変種と複数の取得方法を重視する
Otter.ai
こんな人に
対応する6言語を会議前に選び、分数と会話時間で利用量を管理したい
Notta
こんな人に
Web会議、対面録音、ファイルをまとめて扱い、58言語から選びたい
| 比較点 | Fireflies.ai | Otter.ai | Notta |
|---|---|---|---|
| オンライン会議 | Zoom、Google Meet、Microsoft Teams、Webexなどへ会議ボットが参加 | Zoom、Google Meet、Microsoft TeamsへNotetakerが参加 | Zoom、Google Meet、Microsoft Teams、Webexの会議文字起こし |
| ボット以外の取得 | Google Meet用Chrome拡張、デスクトップ、モバイル、ファイル取込 | デスクトップ、Chrome、Web・モバイルのマイク録音、ファイル取込 | 対面録音、ファイル取込、Chrome拡張、画面録画 |
| 文字起こし言語 | 日本語を含む100以上の言語・地域変種。複数言語の自動検出あり | 英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、日本語、簡体中国語 | 日本語を含む58言語 |
| AI機能の数え方 | 標準の文字起こし・要約と、高度AI機能用クレジットを分ける | プランごとの文字起こし分数と1会話の長さを確認 | 文字起こし分数とAI要約回数を分けて確認 |
| データ削除 | 削除操作で文字起こし、要約、記録などの関連データを完全削除 | 削除した会話はゴミ箱へ移り、30日後に自動削除 | 削除後はゴミ箱に30日間残り、完全削除後は復元不可 |
対応言語数は、認識精度や要約品質の順位を示すものではありません。必要な言語が含まれているか、1つの会議で複数言語を扱うか、画面表示が希望の言語になるか。この3つは分けて確認しましょう。
Fireflies.aiは、会議ボット(会議に参加して録音・記録を行うプログラム)に加えて、Google Meet用Chrome拡張、デスクトップ、モバイル、ファイル取込を選べます。デスクトップでは、ボットを会議へ参加させずにシステム音声から文字起こしと要約を作る方法もあります。ただしこの方式では、個別の音声・動画ファイルを保存せず、話者名の扱いもボット方式とは異なります。
Otter.aiも、会議へ参加するNotetakerと、デスクトップやChromeによるボットなしの取得を用意しています。Webやモバイル端末のマイク録音、既存ファイルの取込にも対応します。オンライン会議以外も扱えますが、無料のBasicではファイル取込が生涯3件です。録音済みファイルを継続して処理するつもりなら、先に上限を見ておく必要があります。
Nottaは、Web会議だけでなく対面録音とファイル取込を同じ候補として検討しやすい構成です。Chrome拡張と画面録画も案内されています。オンライン商談と会議室での打ち合わせが混在していて、過去の録音ファイルも文字にしたい。そんな場合は、必要な取得方法を一通り照合できます。
Fireflies.aiは、日本語を含む100以上の言語・地域変種で文字起こしと要約を案内し、複数言語の自動検出もあります。文字起こし、標準AI要約、会議後のまとめメールはAIクレジットを消費しません。一方で、AI Skillsなどの高度AI機能には別のAIクレジットを使います。標準機能と追加機能を、同じ「AI利用量」としてまとめて数えないことがポイントです。
Otter.aiの文字起こしは6言語に対応し、原則として会議前に1言語を選びます。文字起こし言語を日本語にしても、画面表示は英語のままです。機能面では、要約、決定事項、アクション項目の整理に加え、会議内や複数の会議をまたいで内容を尋ねるAI Chatがあります。
Nottaは日本語を含む58言語に対応し、話者識別とAI要約を備えます。AI要約は文字起こし分数とは別枠で、Freeは月10回、Proは月100回、Businessは月200回です。なお、文字起こし後に翻訳すると同じ分数をもう一度消費するため、多言語で使う場合は翻訳分も含めて見積もる必要があります。
3ツールとも有料プランは席を基本にしますが、席以外に確認すべき量が異なります。Fireflies.aiは保存と高度AIクレジット、Otter.aiは月間分数と1会話の長さ、Nottaは分数、1回の長さ、取込数、AI要約回数まで見ます。
| 項目 | Fireflies.ai | Otter.ai | Notta |
|---|---|---|---|
| 課金単位 | 席 + 高度AIクレジット | ユーザー席 + 分数・会話時間 | 席 + 分数・1回時間・取込数・AI要約 |
| 無料の入口 | $0・保存制限あり | $0・月300分・1会話30分 | $0・月120分・1回3分〈要再確認〉 |
| 最安有料 | $10/席/月から〈年払い〉 | $8.49/ユーザー/月から〈年払い〉 | $8.17/月から〈年払い〉 |
| 大規模 | $39/席/月〈年払いのみ〉 | 要問い合わせ | 要問い合わせ・51席から |
注意
料金表はGLOBAL向けのUSD表示です。Fireflies.aiは2026年7月26日確認で、Freeの保存400分について公式料金ページのteam表示と公式ヘルプのuser表示に差があるため、保存上限を公開前に再確認してください。Otter.aiは2026年7月10日確認で、Businessに期間限定表示があります。Nottaも2026年7月10日確認で、Freeは公式トップページの200分と料金ページの120分に差があるため、表では料金ページの120分を採用し、公開前再確認が必要です。年払いの金額はいずれも月換算表示を含みます。
無料で試す場合も、金額だけでは決められません。Otter.ai Basicは月300分に加えて1会話30分、Notta Freeは表記差のある月間分数に加えて1回3分という条件があります。Fireflies.aiについては、文字起こしと標準AI要約の無制限表示を、保存やファイル取込、高度AIクレジットの上限と分けて見てください。
会議後に別の場所で記録を使うなら、出力条件も重要になります。Fireflies.aiはPro以上で文字起こし、要約、音声・動画記録をダウンロードでき、文字起こしはPDF、DOCX、SRT、CSV、JSON、Markdownなどが案内されています。NottaはPro以上で文字起こし、翻訳文、元音声をダウンロードでき、BusinessではCRMやZapierとの連携、共有権限、利用状況、ユーザーロールも確認できます。Otter.aiはEnterpriseでAPIとWebhookが案内されています。
データの扱いにも違いがあります。Fireflies.aiは、会議内容をAIモデルの学習に使わないと説明しています。Otter.aiは、非識別化した利用者データを自社モデルの学習に使う一方、外部AI提供者は顧客データを学習に使わずAPI上にも保存しないと説明しています。Nottaの通常の文字起こしデータは、手動、ワークスペース、アカウントのいずれかで削除するまで保存されます。
録音や文字起こしを始める前の運用も確認しておきましょう。Otter.aiは、利用者に録音・文字起こしの同意取得と通知を求めています。社内外の会議で使うなら、選んだツールの取得方法だけでなく、参加者へいつ伝えるかも導入時に決めておくと運用しやすくなります。
Q.無料プランだけで比較できる?
A.基本的な流れは試せますが、無料枠の制限は同じではありません。Otter.aiは月間分数と1会話の長さ、Nottaは月間分数と1回の長さ、Fireflies.aiは保存などを、それぞれ分けて確認してください。
Q.日本語で使うならどれを選べばいい?
A.3ツールとも日本語の文字起こしを案内しています。ただし、Otter.aiは文字起こし言語を日本語にしても画面表示が英語のままです。対応言語数だけでなく、取得方法と利用上限も合わせて選びましょう。
Q.3ツールの文字起こし精度は比較できる?
A.この記事の材料から精度の順位を付けることはできません。まず必要な言語と取得方法で候補を絞り、実際に使う会議条件で試すのが確実です。
確認日: 2026-07-10 以降(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)
Notta
Fireflies.ai
Otter.ai